楽天的
最近、立て続けに親しい人から自分の意見について反対された。
「お前の考えは間違っている」「そんな風に思うなんてどうかしている」「それは絶対に違うだろ」
手厳しかった。誰も自分への賛意はなかった。
長雨が連日降り続いていた。昨今の世情も重ねて、この世界の中に自分がたった一人ここにあるということの気ままさ。でも、本心ではそれ以上の寂寞を感じずにはいられなかった。私は疲れていたし弱っていた。そぼ濡れた庭のカリブラコアのようだった。
しかし私は思う。見てきたわけでも経験もしていないのになぜそうだと言い切れるのか?
誰かに間違っていると言われようとも、私が赤心からそう感じるのだったらその孤独を受け止めて私は私と歩いていけばいい。気にしないさ。私は楽天的だから。
だから私は今日も同じ問いを投げかけるし、これからもそうしていく。生きることは問うことの連続であり、問い続けることでしか人は前に進めないのだから。
ンッルゥワックトゥウエェン、ンモッッヴゥォワアアイィルッッッ!!
「あれって米倉涼子の声じゃないの?」