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仕事中、作業場ではFMをかけているのだけれども私はこれが結構苦痛だ。自分に興味のないおしゃべりや音楽を聴き続けるのって地味に辛い。それに過払い金請求のCMの人が早口で捲し立てると、なぜだか自分が問い詰められているような気がしてくる。

自分がメインで作業するスペースは共同スペースと隔離されているので無音にしているのだけれども、このスペースはシャチョー(*呼び名がシャチョーというだけで正確には前社長)のスペースと部分的に被る。この被ったスペースでシャチョーはよく分からない荘厳なクラシックを時々かける。無知無学な私からすると葬祭場でよくかかるものと区別がつかない。かかっている間中、日光で消毒されているバクテリアのような気分になる。

去年作った作業部屋は、耳にやさしいのが嬉しい。

これを見て「ちょっといい感じじゃない?」と思ったそこのあなた。あなたはいい人だ。

でも、騙されている。

この部屋、作業部屋なのに電球色をセレクトしてしまった上に予算の都合で電球の設置数をケチったから、明かりをつけると老朽化したサウナみたいな色合いになる。落ち着くというより寂しくなってきて、この部屋にひとりでいると将来に対するドス黒い不安が沸々と湧き上がってくる。だから実質デスクライトしかつけなくなった。それがちょっと雰囲気あるように見えるだけなのでした。

作業部屋じゃなくて作業性ゼロ部屋というお話(きかんしゃトーマス風に)。

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