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製品レポート/丹波屋様別注デイパック

お客様のご厚意で私物の丹波屋様別注デイパックをお借りすることができました。

ありがとうございます!

ちなみに、使用歴は「1年半」とのことです。

ハードに使い込んで頂いていると思うのですが、ボディ部分の見た感じはさほど変わらず。でも、底のレザーは飴色のいい味が出てきました。

レザー製品ってこうなると手放せなくなりますよね。

角の方は特に擦れていい味が出てきましたね。

感想を頂きました。

あ、正確には頂きましたというより厚かましくこちらからお願いしてしまったのですが(笑)。


使用しての感想としてましては、

まず…他者と被らないことでしょうか笑
四角の形もそうですが、このようなタイプのデイパックで革底に切替があるのもなかなか珍しく、かなり目立ちます。
変わり種ではありますが、ビジネスやカジュアル、またミリタリースタイルにもしっくりくるなと。
なので出かける前にバッグを何にしようかと考える間もなく、自然にこのデイパックに手が伸びいるなと感じます。
またナイロンが強靭なので擦ったり引っ掛けたりしても少し跡が付くくらいで裂けることもないです。また急な大雨でも中が濡れずに済んだことが何度かあり、バッグの痛みを気にせず?ガシガシ使えます。
最後にレザー部分ですが、けっこう地面にドカッと置いたりするので角が削れてきたり、雨に濡れてシミになったりしましたが、固く絞った濡れタオルで拭いてからオイルを塗ればまた復活し、深みも増してくるので、育て甲斐もあるなーと感じています。
感想が長くなってしまいましたが、非常に気に入って使用してますので、綺麗になって戻ってくるのがかなり楽しみです!

いや、本当に嬉しい。

何が嬉しいって、この鞄は1年半持ち主さんと一緒に暮らしを送ってきたわけです。その間に相棒として使って頂いたというのは大袈裟に言えばその人の人生の一部を鞄を通して私も共有できたってことだと思うんですよね。いい事もあれば悪いこともある。でも、その思い出を後で振り返った時に記憶の片隅にうちの鞄がある。

それって、すごいことじゃないかなと思います。

モノや商品は時代とともにその形や役割を変えたり終えていくけれども、その思い出はその人に残る。私にもそういうものがいっぱいありますよ。はじめて東京に上京した時、深夜に先輩と一緒に食べた牛丼の味。秋葉原から八王子まで手で運んだテクニクスのMK3。古本屋で店主のおじさんにかけられた何気ないけれども深い一言。

そういう小さい思い出のかけらや断片がいまの私を形作っている。

私の考えていることの9割くらいは「だるい」「金融資産の配当だけで飯が食えたらなあ」「山奥でひとりでひっそりと暮らしたい」そんな煩悩まみれでネガティブな考えばっかりだけれども、その9割をどうにか軌道修正してここにいる理由は1割のそういう小さな奇跡が支えてくれているからだと思う。

ちょっと感傷的すぎた。

Kさん、ありがとうございました。これからもハードにガンガン使ってくださいね!

 

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