ワークショップ終わりました。
ワークショップ、盛況の内に終了いたしました。
予約されたお客様の数を週頭に聞いて「今回は余裕があるな。途中で抜け出せそうだから宇都宮の街中を散策しようかな」と思っていたので、当日あんなに来て頂くとは露程も思っていませんでした。食べログで気になるお店を検索しておいたのは無駄になったな。嬉しい誤算でした。
今回は前回越えとなる人数のお客様にご参加頂きました。何人ものお客様から来年はいつやるの?また参加するからとのお声を頂き、企画者冥利に尽きます。参加された皆様、本当にありがとうございました。
また、丹波屋スタッフの方々には有形無形様々な助力を頂き、拙い私のワークを全面的に支えてもらいました。この場を借りて、お礼申し上げます。
私が特に印象的だったのは、私よりお客様の方が使い方やワークに対して圧倒的に豊富なアイデアをもっていらっしゃるんだな、ということです。
私などは製造する側として「安定した品質で作るにはどうしたらいいか」ということがまず大前提になっています。それが当然であるし(またそうでなくてはいけないのですが)発想のスケールとしてはどうしても小さくまとめがちなところがあります。でも、そんな常識を凌駕する斬新で鋭いアイデアをお客様は持っているんですよね。易々とすごいアイデアが出てくる。そんな考え方もあるのかという水平思考の満漢全席。
ジョセフ・ジョースターならきっとこういうね。
「は…発想のスケールで…ま……まけた」
唸らされるご意見やアイデアをお客様からいっぱい頂きました。そのすべてを糧として次のワークや製品づくりに活かしたいと思います。
また、同じく強く思ったのは作る側にとっては「商品の中のひとつ」であっても、お客様にとっては「ひとつだけの商品」であるということです。
参加された方の中には、ご自分でお使いになる以外にご家族や大切な人のためにお作りになられる方が多くいました。自分に置き換えて「もしそれが自分の大切な人に贈る品物であったら」という想像力は、作る側としてどれだけ売れても忘れてはいけない原点だと思いを強くしました。それは金額の多寡とは全然関係のない話です。
前回のワークで作ったバッグを1年間ずっと使って持ってきてくださったお客様がいました。こんなに嬉しいことってないです。
改めてご参加頂いた皆様と関係者の皆様には心から感謝を申し上げたいと思います。
本当にありがとうございました。