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気質と環境

ここしばらく充電期間です。

色々とものを作るためのアイデアが貯まってきているのですが、一度そういうアイデアを出すだけ出して頭の中でミキサーにかけて時間が経つと上澄みと沈殿物に振り分けられる。その上澄みだけをまたミキサーにかけてというのを何度も繰り返すと最後にはどうにか一つの製品になるというのが私のものづくりのやり方です。だから、必然的に冷却期間が必要になる。

すごく効率が悪い…。

常々もっとスマートにものを考えたいと思っているのですが、気質も大いに影響するものだからやり方を変えるのは難しいなあとも思います。多分、嫌だ嫌だと思いながらもそのやり方が(心のどこかでは肯定していて)好きなんでしょうね。そして何よりも環境。

人の作るものにはその人の生活の痕跡が必ず残るわけで。那須にどっぷりと暮らしながら目まぐるしく移り変わる都市生活者の視点でものを作るということはそもそも無理があるわけです。どれだけ情報に地域差がない世の中になろうとも、田園生活者としてのリズムから生活が構築されている以上、そこを基点に考えることが自然の道理なんじゃないかな?と思います。もっとこう農耕的というか、腰の入った重いものづくりというか。

私のやり方の是非はともかく、気質と環境と作らんとするものが齟齬なく一致しているというのはとても恵まれていることだなあとは思っております。”~までに~の水準以上で~個の試作品を仕上げろ”という命令に基づいて活動を余儀なくされている企業デザイナーさんは大勢いるのだから。

充電といっても本当にただ「充電」しているわけでは勿論ないのですが…まあこういう時間も必要ということで。

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